アートメイクはメイクの時短やコンプレックスの解消など、メリットの大きい美容施術です。
「すっぴんに自信を持つことができる!」と話題のアートメイクですが、どのくらい持続するか気になる人も多いでしょう。
この記事では、アートメイクの持続期間や、アートメイクをしても後悔しないためのポイントを詳しく解説します。
Contents
アートメイクの持続期間はどのくらい?
アートメイクの持続期間は個人差がありますが、一般的には1〜3年と言われています。
その理由は、肌のターンオーバーによるものです。
肌の表皮の細胞が分裂することによって新しい細胞が作られ、内側から少しずつ外側へ押し出し、角層まで到達したところで垢となって剥がれ落ちることをターンオーバーといいます。
このターンオーバーは数日〜数週間周期で行われるため、表皮が少しずつ新しい皮膚に入れ替わり、アートメイクが薄くなっていきます。
アートメイクの持ちは1〜3年?
アートメイクの持続期間は、施術箇所のターンオーバーの周期によって変わります。
例えば、眉毛のアートメイクの場合、目元や髪の生え際などの部位の肌のターンオーバーの周期が28日ほどなので、1か月ごとに表皮が剝がれて薄くなっていきます。
1年ほど経過してもメイクしなくても良いほどの濃さが残りますが、2年ほど経過すると、少しずつ色が薄くなってしまうこともあるでしょう。
ただ、個人差があるので、一概には言えません。
1年で消えてしまうような人がいたり、2年経っても全く変わらない状態で残っているような人もいたりします。
アートメイクは2回以上が基本。
1回だとすぐ消える?
アートメイクは2回以上施術するのが基本です。
初めてアートメイクをする人は、1回だけの施術ではすぐ消えてしまう傾向があります。
これは、体内に入ってきた異物を除去しようとする機能によって、アートメイクの色素が排出されてしまうためです。
2回以上施術することによって、1度体内に入ってきたアートメイクの色素を異物と認識せずに、排出されにくくすることができます。
10年後も持つアートメイクは存在しない?
施術部位や個人差はあるものの、アートメイクの寿命は長くても3年〜5年ほどです。
もし10年以上持つようなアートメイクがあるとすれば、それはアートメイクというよりもタトゥーに近いようなものでしょう。
アートメイクはタトゥーとは異なり、肌の表皮の部分へ施術を行うため、どうしてもターンオーバーによって薄くなっていってしまうのです。
持続させるには継続的なメンテナンスが必要
アートメイクを綺麗に持続させるためには、リタッチと呼ばれる継続的なメンテナンスを行うことが大切です。
クリニックにもよりますが、施術後1〜2年ほど経過したタイミングでリタッチを行うことで、アートメイクを持続させることができます。
持続期間は施術直後のアフターケアによっても変動
アートメイクは美容施術の1つなので、ダウンタイムがあります。
このダウンタイムは、施術によって注入した色素が皮膚に定着するまでの不安定な期間です。
施術後のアフターケアによってアートメイクの持続期間が変わるため、丁寧にケアを行いましょう。
アフターケアを怠ると、最悪の場合細菌が入り込んで炎症を起こす可能性もあるため、施術箇所は清潔に保つことが大切です。
ワセリンを塗って、アフターケアも大事
アートメイクの施術を受けた後、最低3日間〜1週間ほどは、クリニックで処方されるワセリンを塗ってダウンタイムを過ごす必要があります。
アートメイク直後の皮膚は非常にデリケートな状態になっています。
施術で注入した色素を綺麗に定着させるためにも、しっかりとワセリンを塗ってアフターケアを行いましょう。
このアフターケアを適切に行うことで、アートメイクをより長く持続させることができます。
10年持たなくても良いという意見も
眉毛のトレンドは年々変化します。
太い・濃い眉が流行るときもあれば、細い・薄い眉がトレンドになるときもあるでしょう。
アートメイクはなかなか修正することができない施術なので、もしアートメイクが10年以上持続するようなものだった場合、将来的に違う眉毛のデザインを試したくなっても、修正ができず困ってしまうかもしれません。
アートメイクは1〜3年の持続期間で十分で、そのときのトレンドに合わせて変えても良いでしょう。
年を取るとアートメイクはどうなる?
アートメイクは皮膚に直接施術をするため、加齢で形が変わってしまう可能性があります。
年齢による顔のゆがみや皮膚のたるみで変わるということです。
歳を重ね、顔が歪んだり皮膚がたるんだりすることで、アートメイクの形が変わることがあります。
特に、目元は年齢による影響が出やすい部位なので、眉が下がってしまったり、皮膚がたるんで形が歪んでしまったりすることもあります。
また、年齢によって自分に似合うメイクも変わるため、「自分の顔に合っていない……」と感じてしまうこともあるでしょう。
部位別アートメイクの持続期間
先述の通り、アートメイクは肌のターンオーバーによって薄くなっていくという特徴があります。
ターンオーバーの周期は部位によって変わるため、アートメイクの施術をする箇所によって持続期間も異なります。
どのアートメイクも、個人差はありますが、一般的に眉やヘアライン、アイライン、ニップルや妊娠線、ほくろなどのアートメイクは、持続期間は1〜3年ほどです。
唇のアートメイクは、眉などに比べて乾燥しやすくターンオーバーの周期が早いため他のアートメイクよりも1年ほど早く消えてしまうことがあります。
アートメイクで後悔しないために知っておきたいこと
アートメイクは一度施術をすると修正することが難しく、「気に入らないから消したい」と思ってもすぐに消すことができないません。
アートメイクで後悔しないためにも事前にしっかりとリサーチをして知識を持っておくことが大切です。
技術が高く、症例数の多いクリニックを選ぶ
毛並みを再現するような3Dや4Dや、他の箇所のアートメイクについても、施術者の技術力が仕上がりに影響します。
症例数や施術者の保有資格などを事前に調べ、口コミなども念入りにチェックしながら、安心して施術を受けられるクリニックを探しましょう。
持続期間には個人差がある
アートメイクは一般的に1〜3年ほど持続するといわれていますが、生活習慣やストレスなどによってホルモンバランスが崩れると、ターンオーバーの周期も乱れ、結果的にアートメイクの持続期間に影響することもあります。
また、元々代謝の良い人や脂性肌の人もアートメイクが消えやすい傾向があります。
逆に、色素が定着しやすい体質の人は5年ほど色素が残るという場合もあります。
どのくらい持続するのかは、実際に施術をしてみないと分からないため、一般的な持続期間はあくまでも参考程度にとどめておき、個人差があることを理解しておきましょう。
自分に合うデザインにする
メイクや美容が好きな人ほどトレンドに敏感であるため、その時の流行のデザインでアートメイクを受けたいという人もいるでしょう。
しかし、トレンドは移り変わるため、そのときのトレンドでアートメイクのデザインを決めてしまうと、数年後のトレンドと合わずに後悔してしまう可能性もあります。
骨格や顔のパーツとのバランスなどを見ながらしっかりカウンセリングを行い、トレンドよりも自分に合うデザインにする方が将来的に後悔するリスクが小さくなります。
施術者とデザインの共有を行う
自分のなりたいデザインのイメージを施術者と丁寧に共有し合うことで、イメージと仕上がりのミスマッチを防ぐことができます。
口頭で伝えるだけでなく、目視できるようなかたちでイメージを施術者と共有するのも良いでしょう。
もしカウンセリングで不安を感じた場合は、その日は施術を受けずに帰宅し、他のクリニックと比較してみることをおすすめします。
まとめ
アートメイクはメイクの時短や自分のコンプレックスを解消してくれる最先端の美容施術です。
アートメイクの持続期間は部位や個人差があり、肌のターンオーバーの周期によって変わりますが、一般的には1〜3年です。
長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスを受けるようにしましょう。
また、施術を受けた直後のケア次第でも持続期間が変わるため、クリニックから処方されたワセリンを塗ってしっかりアフターケアを行うことが大切です。
アートメイクは一度施術を受けると修正が難しいので、技術力があり症例数も多いクリニックを選びましょう。
持続期間には個人差があることを理解した上で施術者と納得がいくまでカウンセリングをしてデザインを決めることが重要です。
エムビューティクリニックでは、施術前にデザインをアーティストが下取りします。
そのタイミングで、希望に合うまで入念にやり直しをさせていただきくので、ご安心ください。