目元をより大きく見せるために、粘膜部分にアイラインを引こうと思っている人もいるかもしれません。
しかし、粘膜部分に自分でアイラインを引くのは目への負担が大きく、様々なリスクが伴います。
今回は粘膜に自分でアイラインを引くリスクを伝えていきます。
アイラインを粘膜部分に引く理由やそれに伴うリスクなどに加え、リスクが少ないままで効果の高いアートメイクも紹介しています。
目元を美しく見せたいけど、アイラインのリスクが心配でどうするか迷っている人は、ぜひ参考にしてみましょう。
Contents
粘膜部分のアイラインはあり?
雑誌やSNSなど、目元を綺麗に見せるために粘膜部分にアイラインを引く方法を紹介しているものを目にすることがあるかもしれません。
粘膜部分にアートメイクをすることはできませんが、粘膜部分にアイラインをすることは可能なのか、粘膜部分の説明などとともに伝えていきます。
粘膜部分とはどの辺り?
アイラインでいう粘膜部分とは、通常のアイラインを引くまつげの生え際よりも内側の部分のことです。
インライン・インサイドラインと呼ぶこともあり、肌の色よりも白っぽい部分のことを指します。
粘膜部分にアイラインを引く理由
そもそも、なぜ通常のアイラインよりも内側の粘膜部分にアイラインを引くのでしょうか。
もともとアイランは目を大きく見せる働きがありますが、粘膜部分に引くことで、さらに大きくなったように感じる人が多いです。
より美しさを追求する人の中には、粘膜部分のアイラインで魅力的に見せようと試みる人がいます。
アイラインを粘膜部分に引くのは危険
目を大きく見せられる粘膜部分のアイラインですが、実はリスクが高く、危険な行為の1つです。
この粘膜部分にはマイボーム腺と呼ばれる皮脂腺が存在しており、油膜を張ることで、眼球や結膜などを守る働きをしています。
しかし、粘膜部分にアイラインを引いてしまうと、メイクの粒子がマイボーム腺に入って詰まってしまい、正常に機能しなくなります。
また、アイラインを引くのは技術的にも難しく、自分で引くことで眼球などを傷つける可能性もあります。
粘膜に近い部分で無理にアイラインを引こうとした結果、様々な目のトラブルに見舞われる可能性が高まることが考えられます。
アイラインを粘膜部分まで引くリスク
粘膜部分まで自分でアイラインを引くのは危険だと説明しましたが、具体的にどのようなことが起きるのか知りたい人も多いと思います。
ここでは、アイラインを粘膜部分まで引くリスクについて紹介します。
ドライアイになりやすい
粘膜部分にはマイボーム腺がありますが、ここから皮脂が分泌されることで目元の水分の蒸発を防いでいます。
しかし、アイラインでマイボーム腺が塞がれると、水分が段々となくなっていき、目が乾きやすくなります。
これがドライアイの症状であり、目がゴロゴロとするなど、不快感があることも多いです。
充血したり痛みを感じたりする
マイボーム腺が詰まり水分が不足すると、通常よりも目に負担がかかるようになります。
その結果、目が充血して見た目に影響したり、痛みを感じたりして、異常が生じてしまいます。
諸症状が同時に複数起きると、精神的にも辛い思いをすることにもなりかねません。
視力が落ちる可能性がある
アイラインに使われている成分は、肌の上にのせることは想定していても、粘膜部分に付けることは考えられていません。
いくら目に優しい成分だと言われていても、これには限界があり、目は徐々にダメージを受けていきます。
このため、最終的には粘膜のアイラインが原因で、視力が落ちる可能性があります。
ものもらいや結膜炎などの眼病につながる
粘膜部分へのアイラインで目に負担がかかると、マイボーム腺をはじめ、様々な部分が正常に機能しなくなってしまいます。
ものもらいや結膜炎などの眼病が起きると、症状に悩まされることに加え、結局はアイラインメイクができず歯がゆい思いをすることにもなります。
粘膜部分のアイラインは、今までは防げていた眼病を呼び寄せることになり、最悪の場合には手術が必要になるかもしれません。
難しいアイラインはアートメイクがおすすめ!
粘膜部分へのアイラインメイクはリスクが高く、同時に眼球などを傷つける可能性がある難しい作業です。
それでもアイラインメイクで美しい目元を手に入れたいという人は、アイラインアートメイクをすることをおすすめします。
アイラインアートメイクとは?
アイラインアートメイクとは、専用の微細な針を用いて、皮膚の浅い部分にアイラインを引いたようなデザインで色素を入れる施術のことです。
まるでアイラインを引いたような仕上がりになり、その状態が1~3年前後持続します。
通常のアイラインのように、1回1回落とす必要がないため、スッピンの状態でも美しい目元を維持することが可能です。
アイラインアートメイクをするメリット
それでは、具体的なアイラインアートメイクのメリットを確認していきましょう。
毎回アイラインを引く必要がない
アイラインアートメイクを行うことで、自分でアイラインを引く必要がなくなります。
メイクの時間が減るだけでなく、目元への負担が少なくなり、眼病などのリスクも減らすことができます。
目の正常な機能を保つことができることで、心置きなく美しさを追求できるしょう。
自分に似合うアイラインが手に入る
目元近くに引く必要のあるアイラインは難しく、左右のバランスなどで苦労している方も多いことでしょう。
アイラインアートメイクはプロが施術を行うため、デザインで失敗することがありません。
これまでのように自分で粘膜にアイラインを引かなくても、自分に似合うアイラインを手に入れられます。
クリニックでの施術だから安心
アートメイクはそもそも医療行為であり、クリニックでの施術が法律で決められています。
施術は医療資格を有している医師が担当し、万が一の場合でも、常駐している医師が適切に対処してくれます。
このように安全性が確保されているため、安心して施術が受けられます。
アイラインアートメイクの相場
アイラインアートメイクの相場を表で紹介します。
アートメイクは2回以上の施術が一般的ですので、料金相場を施術1回と2回の場合に分けています。
費用 | アイライン(上) | アイライン(下) | アイライン(上下) |
料金相場(1回) | 4~6万円程度 | 4~6万円程度 | 6~8万円程度 |
料金相場(2回) | 6~14万円程度 | 6~14万円程度 | 8~16万円程度 |
アイラインアートメイクを受ける注意点
とてもメリットの多いアイラインアートメイクですが、繊細な施術であるため、いくつかの注意点もあります。
ここでは、アイラインアートメイクを受ける注意点を見ていきましょう。
サロンでは受けない
アイラインアートメイクはれっきとした医療行為であり、その他の場所で施術を提供するのは違法です。
情報を知らずに違法サロンで施術を受けてしまうと、失敗や感染症などのリスクが跳ね上がります。
美しいアイラインアートメイクを手に入れるためには、クリニックでの施術が必要不可欠です。
持続期間は1~3年
一般的にアートメイクは1~3年は持ちますが、これには個人差があります。
人によっては、1年前後で消えかかるなどがあります。
アートメイクの持ちは肌質もありますが、アフターケアや生活習慣なども関係してきます。
美しい状態を長く保つためにも、日頃の生活から意識するのが良いでしょう。
カウンセリングがしっかりしているか
アイラインアートメイクは簡単な施術ではないからこそ、クリニック選びがとても重要です。
特にカウンセリングでは、サポートが手厚いかどうかを判断できるため、カウンセリングを通して見極めましょう。
当院では、経験豊富なスタッフがカウンセリングを行い、患者様の疑問や不安を解消します。
事前カウンセリングは料金がかかりませんので、アイラインアートメイクに興味のある人は、ぜひお越しください。
満足するアイラインのアートメイクをするなら?
今回は粘膜部分にアイラインを引く危険性について解説してきました。
粘膜部分には皮脂を分泌する大切な器官があり、アイラインでこの働きを阻害してしまうと、ドライアイや眼病などを引き起こしてしまいます。
自分で粘膜部分にアイラインを引くのは、どうしても危険が伴うため、アイラインアートメイクを検討するのがおすすめです。
エムビューティクリニックでも、目元を大きく見せられるアイラインアートメイクを扱っております。
スタッフも経験豊富な者ばかりなため、アイラインアートメイクを考えている人は、ぜひ一度ご相談ください。