Beauty Column

アートメイクには資格が必要?資格の重要性とクリニック選びの注意点を解説

近年人気が急上昇しているアートメイクですが、「たくさんクリニックがあってどこを選べば良いか分からない……」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

アートメイクはあくまでも医療行為なので、きちんとした資格を保有していないと施術をすることはできません

そのため、クリニックを選ぶときは無資格のスタッフが施術を行っている違法サロンでないかどうかを見分ける必要があります。

アートメイクの施術を行うために必要な資格とその資格の必要性、そしてクリニック選びのポイントを詳しく紹介します。

アートメイクをするためには資格が必要?

アートメイクは医療行為であるため、施術者になるためには資格が必要です。

きちんとした資格を持っていない場合はアートメイクの施術を行うことはできません。

しかしながら、近年は資格を保有していないのにも関わらずアートメイクを行っている施術者がいるクリニックがあるのも事実です。

そのため、アートメイクをするときは施術者が資格を持っているかどうかを確認し、慎重にクリニックを選ぶ必要があります。

アートメイクの施術者になるために必要な資格は以下の通りです。

医師免許

アートメイクの施術を行う際には、クリニックの中に、医師免許を保有している人がいる必要があります。

これは医師法にも明記されている事項です。

施術中に何かトラブルが発生したときや、施術後の肌トラブルが発生した場合には医師免許を持っている施術者が対応することがあるため、カウンセリングや緊急時に対応するのです。

看護師免許

医師免許を持っていない人以外はアートメイクの施術者になることができないというわけではありません。

医師免許を持っている施術者の指導の元であれば、看護師免許を持っている人が施術を行うことができます。

看護師だけでは、アートメイクは行えない

施術を行うスタッフが看護師免許しか持っていなかったとしても法律違反にはなりません。

しかし、施術中に万が一何かがあったときに備えて、クリニックには医師免許を持っている人が常駐している必要があります。

そのため、看護師免許を持っている施術者だけではアートメイクを行うことはできません。

美容師免許だけでも、アートメイクは行えない

先述の通り、アートメイクは医療行為であるため、医師免許や看護師免許を持っている人しか施術を行うことはできません。

美容師免許しか持っていない人がアートメイクを行っているサロンも存在するようですが、これは違法行為です。

くれぐれもお気を付けください。

アートメイクを受ける際は、医師免許や看護師免許を持っているスタッフがいるクリニックかどうかを事前に確認することが大切です。

クリニックのHP等を確認し、免許を保有しているスタッフが施術を行っていることが明記されているかどうかをチェックしましょう。

そのような内容が明記されていない場合は違法クリニックである可能性もあります。

アートメイクには、なぜ資格が必要?

アートメイクに資格が必要である理由は、安全かつ適切な方法で施術をおこなうためです

医療行為であるため

アートメイクは、皮膚の表面の浅い部分に針を使って色素を注入する医療行為です。

もし皮膚の真皮層まで色素が入ってしまった場合は半永久的に消えず残ってしまうことになります。

資格を持たない知識の浅い人がアートメイクの施術を行った場合、傷が残ってしまったり、注入した色素がいつまでも消えないといったトラブルが起こったりする可能性が高くなります。

そのため、知識と技術力を持ったスタッフが適切に施術を行う必要があるのです。

麻酔を使用するため

アートメイクは針を使った施術なので、人によっては痛みを感じる場合があり、痛みが強い場合は麻酔を使って施術を行います

麻酔の種類によっては医師や看護師の資格を持ったスタッフしか扱えないものもあるため、アートメイクの施術は必ず医師免許や看護師免許を持っているスタッフが行います。

色素や医療機器が購入できないため

アートメイクの施術をする際に使用する色素や医療機器は、医師免許を持っていないと購入することができません

こういった道具は看護師免許を持っているスタッフでも購入できないため、医師免許を持っているスタッフがクリニックに常駐している必要があります。

無資格のクリニックによる被害が多いため

本来アートメイクの施術を行うには医師免許や看護師免許が必須ですが、こういった免許を持っていない者が施術を行っている違法サロンも存在しています。

特に個人サロンに多く、他のクリニックよりも安価で行ってくれるからという理由で施術を受けてしまう人も少なくありません。

しかし、こういったサロンで施術を受けるのは非常に危険です。

肌に炎症が起こったり傷が残ってしまったりするリスクがある上に、もしトラブルが起こっても適切に対応してもらえない可能性が高くなります。

こういった事故に巻き込まれないためにも、医師免許や看護師免許を持っているスタッフが施術を行っているクリニックかどうかを見極めることが大切です。

韓国など海外での施術では資格は必要?

国にもよりますが、特に欧米などの海外諸国では医師免許や看護師免許を持っていない無資格のスタッフがアートメイクの施術を行うことも可能です。

アートメイクは医療行為ではなくタトゥーの延長上という認識がある国も多いようです。

アートメイクは医療行為とみなされていない国では、施術時のリスクが高まるためそういった国でアートメイクを受けることは避けましょう。

韓国では日本と同様アートメイクは医療行為とみなされているものの、日本のクリニックよりも安全面への配慮が少なく、皮膚炎症などの後遺症やトラブルの原因にもなりやすいため、国内で施術を受けることをおすすめします。

資格のないクリニックでのアートメイクは絶対にダメ!

アートメイクは医療行為であり、皮膚に傷をつけて行う施術であるため、医師免許や看護師免許を持っていない無資格のスタッフが施術をするサロンで施術を受けるのは絶対に避けましょう。

とはいえ、自分では気を付けていたつもりでも、実は自分の施術を行ったスタッフが無資格だったと後から発覚する可能性もゼロではありません。

アートメイクで後悔をしないためにも、アートメイクを受ける際は以下の点に注意しましょう。

医師がクリニックに常駐しているか

アートメイクに関して豊富な知識を持っている医師が常駐しているクリニックは安全性も高く、安心して施術を受けることができるでしょう。

アートメイクは医療行為であるため、施術を行うことができるのは医師免許や看護師免許を持っているスタッフのみです。

場合によっては麻酔を使用することもありますが、麻酔の種類によっては医師が常駐していないと使えないこともあります。

医療機関と提携していると謳っているサロンもありますが、クリニックに医師が常駐していない場合はアートメイクの施術を行うのは違法です。

看護師だけで行っていないか

看護師免許を持っていればアートメイクの施術自体を行うことは可能ですが、あくまでも医師免許を持っているスタッフの指導の元である必要があります。

看護師だけで施術を行っている場合は万が一トラブルが発生した場合に、適切な対処ができない可能性があるため注意しましょう。

安さだけで選んでいないか

施術費用が相場と比べて明らかに安価である場合は違法サロンの可能性を疑うようにしましょう。

特に個人経営のサロンの場合は、無免許で施術を行っていることが多く非常に危険です。

医師免許を保有しているスタッフが常駐しているかどうかは事前に必ず確認することが大切です。

カウンセリングが丁寧か

クリニックを選ぶ時に最もチェックする点は、納得いくまでカウンセリングを行ってもらえるサロンであるかどうかです。

施術を受けた後に、「自分が思っていたのと仕上がりが違う……」と後悔することがないよう、事前に施術者に自分のイメージをしっかり伝え、実際の仕上がりとギャップが発生しないようにすることが大切です。

また、自分が希望するデザインが必ずしも自分に似合うとは限らないため、そういった部分も含めて施術者と擦り合わせをしてくれるようなクリニックを選ぶようにしましょう。

術後のアフターケアが十分か

アートメイクは皮膚に傷をつけて色素を注入するため、施術後には赤みや痒みなどの肌トラブルが出ることがあります。

ダウンタイム中に処方される軟膏やワセリンを施術箇所に塗布してアフターケアを行う必要がありますが、体質や肌質などによって適切なアフターケアの方法は異なります。

施術後のアフターケアについて丁寧に説明してくれるようなクリニックを選ぶと、安心して施術を受けることができます。

まとめ

アートメイクは医療行為であるため、医師免許や看護師免許を持っているスタッフしか施術を行うことができず、無免許での施術は違法です。

針で皮膚に傷をつけて色素を注入する施術なので、資格を保有していない者が施術を行うことで事故が起こるリスクが高まります。

アートメイクで後悔しないためにも、クリニックを選ぶときは医師が常駐しているか、施術費用が安価すぎないかどうか、カウンセリングやアフターケアが十分かどうかを事前に確認するようにしましょう。

エムビューティクリニックでは、医師の管理の下でトレーニングを受けた経験豊富な医療従事者がアートメイクを行いますので、ご安心ください。

お気軽にカウンセリングにお越しください。

この記事の監修者
エムビューティクリニック 理事長 長宗我部 真侑
プロフィール
  • 平成23年3月 東海大学医学部医学科卒業
  • 平成25年3月 順天堂大学医学部附属順天堂医院 臨床研修医修了
  • 平成28年3月 順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了
  • 平成28年4月 順天堂大学医学部 助教
  • 平成30年5月 医療法人社団順真会理事長就任
カウンセリング専用ダイヤル
0120-703-114
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受付時間 11:00~20:00 休診日 不定休
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