クリニックでアートメイクをした後、ワセリンを処方されて戸惑う人もいることでしょう。
ワセリンはなぜ塗るべきで、塗るとしてもいつまで続ければ良いか気になる人も多いかもしれません。
今回はアートメイク後のワセリンをいつまで塗るべきなのか、という疑問に答えていきます。
ワセリンを塗るべき理由といつまで塗るべきなのかを解説した後、ダウンタイムの説明やワセリンの塗り方、アフターケア方法を説明します。
アートメイク後の肌を守るためにもこの記事を読んで、ぜひ実践してみましょう。
Contents
アートメイク後にワセリンが必要な理由
そもそも、ワセリンがなぜアートメイクの施術後に処方されるのか、疑問に思っている人もいるかもしれません。
アートメイク施術後にワセリンが処方される理由を知り、ワセリンを塗る重要性を理解していきましょう。
肌のバリア機能を高めるため
肌を刺激することになるアートメイクでは、施術後は肌が弱った状態になり、肌トラブルが起きやすくなります。
ワセリンには肌を保湿してバリア機能を高める働きがあり、施術後の肌トラブルを防ぐ効果があります。
色素が落ちるのを防ぐため
アートメイク施術後すぐは、色素が定着しておらず、少しの刺激でも色素が落ちてしまいます。
施術部位にワセリンを塗ることで色素が落ちるのを防ぐことができ、仕上がりを綺麗に保つことにつながります。
保湿効果が高く低刺激であるため
ワセリンは保湿効果が高いことに加えて、低刺激で肌へのダメージが少ないものです。
アートメイク後の敏感な肌を守るためには、ワセリンが適していると判断されることが多く、クリニックから処方されています。
ただし、クリニックによってはワセリン以外のものを処方されることもあります。
アートメイク後のワセリンはいつまで塗る?
アートメイク後にワセリンを塗る重要性は分かりましたが、いつまで塗り続ければいいのか疑問に思っている人も多いことでしょう。
ここでは、この疑問に回答するべく、アートメイク後のワセリンを塗る期間を伝えていきます。
術後1週間は必ず塗る
クリニックによって多少差はありますが、当院ではワセリンが処方される場合、1週間分出されることが多いです。
ワセリンは肌を守るために必要なため、慣れないと感じても数日間はワセリンを塗り続けるようにしましょう。
ワセリンの塗る頻度
他の部位と比べても、唇は特に食事などでワセリンが落ちやすいため、こまめに塗り直す必要があります。
保湿は継続的に行ってこそ高い効果を発揮するため、1,2日目は2~3時間ごとに1回を目安に塗るのがおすすめです。
1週間~10日は塗った方が良い
最低でも数日間はワセリンを塗るべきだと述べましたが、できればダウンタイムが完全に治まるまでは塗った方が良いです。
個人差はありますが、ダウンタイムは1週間~10日程度のため、その期間はワセリンを塗り続けるようにしましょう。
ダウンタイムが終わっても保湿は続ける
肌の乾燥は肌トラブルにつながったり、色素の定着を妨げたりすることがあります。
このため、ダウンタイムが終わり肌の状態が落ち着いた後でも、保湿を意識して行うのがおすすめです。
処方されたものがなくなった後はワセリンではなくても良いでしょう。
アートメイク後のダウンタイムって何?
記事の中でダウンタイムについて触れましたが、そもそもダウンタイムとは何か疑問に思う人も多いかもしれません。
アートメイクにおけるダウンタイムとは、施術によって肌が通常よりも敏感になった状態のことです。
ダウンタイムに現われる症状としては、基本的には赤みや腫れなど軽度のものが中心であり、1週間~10日程度で治まると言われています。
ただし、ダウンタイム中は普段は問題ない程度の刺激でも肌に負担がかかり、肌トラブルが起きやすい状態です。
そのまま放置すると肌トラブルが悪化するため、ワセリンを塗って肌を守る必要があります。
また、ダウンタイム時の対応によって、アートメイクの仕上がりも変わるため、この期間は特に自分の行動に気を付けるようにしましょう。
アートメイク後のワセリンの塗り方
アートメイク後のワセリンは、正しく塗らなければ逆効果になることも考えられます。
ここでは、アートメイク後のワセリンの塗り方を紹介していきます。
肌を清潔な状態にしておく
施術後は肌が敏感になっており、普段は平気な常在菌などにも過剰に反応してしまうことがあります。
ワセリンは肌を保護する大切な役割がありますが、雑菌が残ったままの状態だと、その上から覆うことになり不衛生な環境になりかねません。
刺激に気を付けながらワセリンを塗る準備をすることが大切です。
適量を手に取って少し待つ
ワセリンは固形タイプの塗り薬であり、取ってすぐに肌に塗ると伸びにくいことがあります。
適量のワセリンを綿棒で取り使用するようにしましょう。
そうすることでワセリンの滑りが良くなり、肌に満遍なく塗ることができますので、塗り始める前に少し待つようにしましょう。
薄く伸ばすようにして塗る
ワセリンの準備ができたら、アートメイクをした箇所に塗っていきます。
アートメイクをした箇所を擦ると刺激になるため、ワセリンを優しく丁寧に塗ることを心がけることが大切です。
塗りすぎた場合には、ティッシュを軽く当てることで不要なほこりなどが付かなくなります。
綿棒を使う
手が届きにくい部位にワセリンを塗る場合など、塗る量を細かく調整したいこともあるかと思います。
指や手で塗りにくい時には、綿棒を使ってワセリンを塗るようにしましょう。
ただし、この際にも強く擦るのは厳禁です。肌に優しい塗り方を心がけましょう。
かさぶたができても無理に剥がさない
ダウンタイム中には施術箇所にかさぶたができることがあり、ワセリンを塗る際に気になる人もいるかもしれません。
しかし、かさぶたを無理に剥がしてしまうと、色素が落ちて仕上がりに影響してしまいます。
かさぶたは自然に剥がれていくため、自分で取ろうとして刺激しないようにしましょう。
眉アートメイクのアフターケアが気になる方は「眉アートメイク後は、アフターケアも念入りに行おう!」も併せてご覧ください。
アートメイク後のアフターケア方法
ワセリンで保湿する以外にも、アートメイク後は行うべきアフターケアが多くあります。
それでは、アートメイク後のアフターケア方法を抑えていきましょう。
赤みや腫れがある場合は冷やす
専用の針で肌を刺激するアートメイクは、施術後に赤みや腫れなどの肌トラブル起こることがあります。
この肌トラブル自体は数時間から数日で治る軽度のものではありますが、気になる場合や長引いている場合などは、自分で冷やす必要があります。
保冷剤をタオルで包んだものや濡らして冷えたガーゼなどで、優しく肌を冷やすように心がけましょう。
肌を保湿する
ダウンタイムの期間を中心に、ワセリンで保湿することが重要であることを伝えてきました。
乾燥は肌トラブルや色素落ちの原因になるため、ワセリンに限らず、継続的に保湿することが重要です。
多くのクリニックでは、成分の刺激を考えてワセリンを配っていますが、ワセリンがなくなった後なども、市販品のワセリンで積極的に肌を保湿しましょう。
洗顔やメイクを控える
アートメイク後は色素が落ちやすく、洗顔やメイクなどの刺激があると仕上がりが変わってしまう可能性があります。
洗顔は当日からでも許可されますが、できるだけ施術部位に水がかからないように気をつけなければいけません。
眉のメイクに関しては急を要しない限り、1週間前後は控えることをおすすめします。
日焼け対策をする
アートメイクをした箇所に紫外線が当たり続けると、色味が変色して仕上がりに支障が出てしまいます。
これを防ぐためにも、日傘や帽子などを用いて日焼け対策をすることが大切です。
ただし、日焼け止めクリームは刺激となる可能性があるため、しばらくして肌が落ち着いてから使用した方が良いでしょう。
アートメイクの料金を知りたい方は「アートメイクの料金相場とは?部位別、病院の選び方と注意点をご紹介」をご覧ください。
アートメイク後はワセリンでの保湿が大切!
今回はアートメイク後のワセリンの重要性を伝えてきました。
ワセリンには肌トラブルと色素落ちを防ぐ大切な役割があるため、特にダウンタイム中は適切な方法で塗ることが大切です。
ワセリンでの保湿以外にもアフターケア方法は多くあるため、これらを実践してアートメイクの美しい仕上がりを維持しましょう。
当院では、眉毛・リップ・アイライン・ほくろのアートメイクを準備しており、自身に最適なデザインで施術を行います。
施術は経験豊富なアートメイクアーティストが担当することに加え、使用する器具や染料なども安全性が高いものを選んでいます。
カウンセリングやアフターケアにも力を入れているため、美しいアートメイクを手に入れたい人は、ぜひエムビューティクリニックにご相談ください。