アートメイクとタトゥーはどちらも皮膚の中に色素を入れるものですが、どの部分が違うのか疑問に思っている方も多いと思います。
アートメイクとタトゥーの間に明確な違いはあるのでしょうか。
今回はアートメイクとタトゥーの概要をお伝えした後、アートメイクとタトゥーの違いについて詳しく解説していきます。
最後にお伝えしきれなかったアートメイクの情報を再度ご紹介する流れになっていますので、参考にしてみてください。
アートメイクとは?
アートメイクとは皮膚のとても浅い部分に色素を入れ、メイクをした後のような美しい状態を作り上げる施術のことです。
クリニックのみで行われる医療行為に認定されており、医師または医師の指示のもとで看護師のみが施術することができます。
施術者はアートメイクアーティストと呼ばれることもあり、骨格や顔のバランスなどを考慮して患者様に適した施術を行います。
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タトゥーとは?
タトゥーとは肌の比較的深い部分に色素を入れ、自分好みのデザインを肌に装飾する施術のことです。
もともとタトゥーは西洋風の呼び名でしたが、現在は刺青(入れ墨)との境が曖昧になってきておりデザイン性のある肌への彫り物を総称してタトゥーと呼ぶことが多くなっています。
アートメイクとタトゥーの違い
色素を入れるという点では同じアートメイクとタトゥーですが、違う点はどこなのでしょうか。
ここでは、アートメイクとタトゥーの違いについてご説明していきます。
入れる目的
アートメイクは”メイク”と名がついているように、主に顔が美しく見えるように施術を行います。
メイク時間の短縮という実用性を重視していたり顔の悩みを解決する手段として活用されたりすることが多いようです。
一方でタトゥーはファッションやアートの一部として楽しむ方が多く、デザイン性のある絵や文字を入れて肌を装飾する目的で施術を行います。
つまり、アートメイクはメイクという実用性の面、タトゥーはファッションなどの娯楽の側面が強いものという違いがあります。
色素を入れる部位と使う色素
アートメイクは化粧をする部位である顔を中心に施術を行います。
一方でタトゥーは腕や背中、足などデザインしたい場所に色素を入れ、多様なデザインに対応するために様々な色の染料が使われます。
その染料の中にはカラフルな色合いを出すために金属を含んでいる場合があるようで、金属アレルギーなどの可能性があると言われています。
色素を入れる深さと持ち
アートメイクの色素は皮膚のとても浅い部分に入れるため、ターンオーバーによって色素が徐々に排出されていきます。
段々とアートメイクが薄くなっていき、個人差はありますが持ちはおよそ1~3年です。
タトゥーの場合、アートメイクと比較して皮膚の深い部分に色素を入れるため、持ちは長く半永久的であるとも言われています。
デザインの修正や変更の有無
アートメイクの持ちは約1~3年だとお伝えしたように、一度入れると生涯そのままというわけではありません。
そのため、アートメイクが消えたり薄くなったりした段階でデザインを修正したり変えたりすることが可能です。
しかし、タトゥーの場合は持ちが半永久的であるため基本的にはデザインの修正や変更をすることができません。
消す方法が全くないわけではありませんが、入れるよりも時間もお金もかかり肌にダメージを与えるためあまり現実的ではないでしょう。
肌トラブルになるリスク
皮膚の深い位置まで色素を入れるタトゥーはアレルギー反応などの肌トラブルが起きる可能性が高く、アートメイクはタトゥーよりも浅い位置に色素入れるため肌トラブルのリスクが比較的低いです。
しかし色素を皮膚に入れる以上、アートメイクでも肌トラブルのリスクを完全にゼロにすることはできません。
ただ、アートメイクは医療機関であるクリニックでのみ施術を行うため、医師が常駐しており万が一の肌トラブルでも迅速に対応してくれます。
施術時の痛み
皮膚の深い位置まで色素を入れるタトゥーはとても痛みが強く、施術範囲の広さや使われる技法によっても痛みの感じ方が違うと言われています。
一方でアートメイクの場合、比較的浅い部分に色素を入れるため痛みが少ないです。
また、医療行為であるアートメイクはクリニックでのみ施術を行うため、麻酔を使用することができ痛みをあまり気にせずに施術することができます。
温泉などでの扱いが異なる
最近ではタトゥーへの過度な偏見こそなくなりましたが、日本ではまだまだ反社会勢力との関連を連想されることが多いです。
そのため、温泉やプールで入場を断られたりシールなどで隠すことを求められたりすることがあります。
一方でアートメイクの場合、ナチュラルに顔に馴染むためこれらの施設で利用を制限されることはありません。
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後悔しないアートメイクはクリニックで!
ここまでアートメイクとタトゥーが様々な点で異なることをご説明してきましたが、まだまだアートメイクの情報が不十分な方も多いことでしょう。
ここではお伝えしきれなかったアートメイクの情報についてお伝えしていきます。
アートメイクの施術部位と種類
アートメイクは”メイク”という言葉が入っているように、化粧した後のような美しい状態を作ることができます。
施術部位としては眉毛・アイライン・リップ・ほくろを施術することが多いようです。
特に知名度の高い眉毛の施術では3Dや4Dの技法を使って施術することで、毛並みを表現したナチュラルな仕上がりにすることができます。
アートメイクの回数と値段
基本的にアートメイクは色素を定着させるために2回以上の施術が必要であり、1回目の段階ではすぐ消えることがあります。
値段は部位によって大きく異なりますが、2回で10~15万円前後であることが多いようです。
アートメイクをする効果とメリット
アートメイクはメイクをした後のような美しい状態が数年間保たれるため、日々のメイクの負担が軽減されます。
メイク落ちをすることがなく、すっぴんの状態でもナチュラルに綺麗なままでいられるため素顔に自信を持つことにも繋がることでしょう。
また、タトゥーとは異なりアートメイクが消えたり薄くなったりしたタイミングで、デザインの修正や変更が可能です。
アートメイクをするデメリットと注意点
アートメイクであっても約1週間のダウンタイムがあり、この期間は腫れたりかさぶたができることが多いです。
また、一度入れると数年間は持つアートメイクは、すぐには修正することが難しく消すのも簡単ではありません。
とはいえ、半永久的なタトゥーよりもこれらのリスクについては低いですので、実用性を考えるのであればアートメイクがオススメです。
アートメイク施術の流れ
クリニックによって多少異なることはありますが、大まかな施術の流れは一緒です。
ここでは、当院での施術の流れを例にご紹介していきます。
事前カウンセリング
アートメイクは修正が難しいからこその不安な点や悩みなどが多いですが、それらを解消し安心して施術を受けていただけるように、クリニックでは事前カウンセリングを行っています。
当院での事前カウンセリングは無料で行っており、強引な勧誘などは一切行いませんのでお気軽にご相談ください。
デザイン決め
事前カウンセリングでご納得いただけたら次にデザイン決めを行います。
アートメイクアーティストが黄金比を測りながら、顔の輪郭や骨格に合わせてデザインをご提案します。
施術
デザインが決まったら、いよいよアートメイクの施術に移っていきます。
施術部位に麻酔クリームを塗るため痛みを抑えることができ、染料も認証機関によって認められた身体に外のない成分を用いています。
施術道具に関しては滅菌消毒を徹底し、患者様の皮膚に触れる道具は使い捨てで新品のため安心です。
アフターケア
アートメイクの施術後はアフターケア方法や注意点をご説明していきます。
当院では肌への負担をかけすぎないようにするためにも、2回目以降の施術は1ヶ月以上の期間を空けて予約することをお願いしています。
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まとめ
今回はアートメイクとタトゥーの違いについてご説明してきました。
アートメイクとタトゥーは色素を入れるという点では同じですが、入れる目的や色素を入れる位置など様々な点で異なります。
メイクの負担の軽減など実用的な面を重視するのであればアートメイクがオススメです。
当院では、経験豊富なアートメイクアーティストが多数在籍しており、痛みが少なく衛生的な施術を体感していただけます。
また、ナチュラルな仕上がりのアートメイクを都内最安級の価格で手に入れることができ、アフターフォローも充実しています。
事前のカウンセリングは無料で受けることができますので、アートメイクに興味のある方はお気軽にご相談ください。