肌に負担のかかる自己処理をなくせるのが脱毛であり、敏感肌の方も興味を持っている方もいると思います。
しかし、アトピー肌などの方は、脱毛で症状が悪化しないか心配で、踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。
今回はアトピー肌と脱毛についてまとめていきます。
アトピー肌と脱毛の関係性や、脱毛時の注意点、アフターケア方法などをまとめているので、ぜひ脱毛前に確認してみましょう。
アトピー体質でも脱毛できる?
そもそも、アトピー肌であっても脱毛することができるのか、不安に思っている方も多いことでしょう。
ここでは、アトピー肌と脱毛の関係について伝えていきます。
アトピー性皮膚炎とは?
アトピー性皮膚炎とは、皮膚にかゆみを伴う発疹が現われたり、改善したりを繰り返す病気のことです。
遺伝など様々な影響が考えられ、特に喘息やアレルギー持ちの方、肌の弱い方がかかりやすいと言われています。
皮膚の潤いなどを保つバリア機能が落ちている状況であり、乾燥しやすく、また敏感で肌トラブルになりやすいという傾向があります。
程度によっては脱毛可能
本題となる、アトピー性皮膚炎の方でも脱毛できるかですが、これは程度によっては脱毛可能です。
アトピー性皮膚炎の方は肌が非常にデリケートなため、脱毛の刺激でも肌が通常状態の方以上に影響を受けてしまいます。
このため、肌の状態が良い場合には脱毛を受けても問題ないと判断されることはありますが、慎重になる必要はあります。
また、場合によっては出力を下げて対応するということもあるでしょう。
脱毛できない状態
アトピー性皮膚炎の方は、場合によっては脱毛することができません。
特に以下の2パターンでは難しいので、事前に抑えておきましょう。
症状がひどい場合
炎症が起きたり肌が乾燥しすぎたりと、あまりにも肌が弱っている場合は脱毛することができない場合があります。
肌トラブルの悪化や施術時の痛みなどリスクが高いため、自己判断で脱毛するのは絶対にやめましょう。
基本的にはクリニックへ赴き、医師からの指示を仰ぐようにすると良いです。
しかし、医師と相談しながらひどいところだけを避けての施術も行っています。
治療でステロイド剤を使用している場合
現在進行形でアトピー性皮膚炎の治療をしている場合、ステロイド剤などの薬を使用することがありますが、この際でも脱毛ができないことがあります。
ステロイド剤はアレルギーを抑制する一方で、免疫を低下させる働きがあり、脱毛での刺激を受けやすくなってしまいます。
しかし、ステロイド剤を使用中でも症状がなければ、又症状が軽ければ脱毛をすることができます。
アトピー肌の方が脱毛を行う際の注意点
脱毛での刺激を受けやすいアトピー肌の方は、念には念を入れた対応が必要になります。
それでは、アトピー肌の方が脱毛を行う際の注意点を抑えていきましょう。
肌トラブルになりやすい
何度も伝えているように、脱毛は少なからず肌に負担を与えてしまうため、肌トラブルになるリスクがあります。
特にアトピー性皮膚炎の場合、肌のバリア機能が低下しており、この傾向が顕著です。
脱毛をする際は、事前準備やセルフでのアフターケアなどを入念に行う必要があります。
痛みを感じやすい
肌が弱ってバリア機能が低下していると、脱毛で使われるレーザーや光の痛みを感じやすくなります。
アトピー性皮膚炎のことを秘密にせず、事前のカウンセリングなどでしっかりと相談しましょう。
また、施術時に痛みを感じた場合は無理をせずにスタッフに伝え、出力を下げてもらうなどの対応をお願いすると良いです。
生理中や体調不良時は脱毛しない
ホルモンバランスが乱れやすい生理中や体調不良時には、脱毛を控えるのが無難です。
この期間は施術時の痛みを感じやすく、肌荒れも起きやすくなっています。
ただでさえ脱毛は肌に負担がかかるため、アトピー肌を悪化させないためにも、スケジュール管理をしっかりとする必要があります。
同意書の記入する
クリニックや脱毛サロンによっては、脱毛しても問題ないことを示す同意書に記入することを求められることがあります。
自分の肌が脱毛に耐えられることを伝える書類となるため、クリニックに相談して同意書に記入しましょう。
最新の脱毛器を導入しているか確認する
脱毛で用いられる技術も進化を遂げており、最新の脱毛器を使用することで、痛みや肌トラブルを防ぐことに繋がります。
また、最新の脱毛器の中でもそれぞれ特徴があり、肌質などによって向き不向きがあります。
このため、複数の最新脱毛器を導入している場所で施術を受けるのがおすすめです。
アフターケアが丁寧な場所を選ぶ
アトピー肌の方は他の方よりも肌トラブルに発展する可能性が高く、施術後のケアが大切です。
カウンセリングやアフターケアが丁寧な場所を選ぶことで、自分自身の肌を守ることに繋がります。
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アトピー肌の方は医療脱毛がおすすめ!
脱毛には医療脱毛とサロン脱毛がありますが、アトピー肌の方こそ医療脱毛がおすすめです。
医療脱毛の特徴となぜ医療脱毛がおすすめかを解説していくので、ぜひ参考にしてみてみましょう。
医療脱毛の特徴
医療脱毛とは、医療機関であるクリニックで施術を行う脱毛です。
主にレーザーを用いて細胞破壊を行うことで、将来的にムダ毛が生えない状態を作り出すことができます。
低出力で行うサロン脱毛とは違い、痛みが比較的強い一方で、脱毛効果が格段に高くなっています。
ただし、痛みに関しても、最新の脱毛器を使用することで抑えることができると言われています。
医療脱毛がおすすめな理由
アトピー肌の方に医療脱毛がおすすめな理由を紹介します。
クリニックで施術を行える
医療脱毛は医師が常駐しているクリニックで施術を行います。
万が一の肌荒れや肌トラブルでも、迅速で適切な対応をしてもらえるため、アトピーなど肌が弱い方でも安心して脱毛できるでしょう。
少ない回数と短い期間で脱毛できる
脱毛効果の高い医療脱毛は、脱毛サロンの半分以下の回数で施術を完了することができます。
少ない回数と短い期間で脱毛できるため、その分肌への負担を抑えることが可能です。
アフターケアが手厚い
医療脱毛を行うスタッフは、医療資格を有する方々ばかりであり、医学的根拠に則ったサポートが充実しています。
脱毛後のケアなどで詳しい助言が聞けることも、医療脱毛がおすすめな理由の1つです。
アトピー肌の方が行うべきアフターケア方法
敏感なアトピー肌の方は、脱毛後のアフターケアに特に力を入れる必要があります。
それでは、アトピー肌の方が行うべきアフターケア方法を確認していきましょう。
必要に応じて肌をクールダウンする
脱毛の刺激によって、肌が熱を持ち赤くなってしまうことがあります。
そのまま放置するとかゆみや炎症など、肌トラブルに繋がってしまうので、濡らしたタオルや布に包んだ保冷剤などで冷やすと良いです。
冷たすぎると肌に負担がかかるので、適度な温度で肌の赤みを落ち着けるようにしましょう。
保湿を低刺激のもので行う
肌トラブルになりやすい脱毛後は、バリア機能を高めるために保湿が必須となります。
クリニックで処方されるものや、刺激の低い市販の保湿剤などを優しく塗ると良いです。
市販の保湿剤が心配な方は、スタッフに相談して指示を仰ぐようにしましょう。
摩擦をできる限り少なくする
普段以上に外部からの刺激に敏感な脱毛後は、肌への摩擦を抑える必要があります。
お風呂の際にボディタオルを押しつけたり、粗い目の衣服を着たりなどは、できるだけ避けるのがおすすめです。
また、肌に密着するストッキングやタイツ、ゴムの付いた締め付けの強いものなども、止めておいた方が良いでしょう。
日焼け止めクリームや制汗剤などを控える
弱った肌への刺激は避ける必要があり、脱毛直後は日焼け止めクリームや制汗剤などの使用を控えるべきです。
ただし、紫外線は脱毛後の肌に悪影響となるため、日傘や帽子などで、できるだけ太陽光を防ぐようにしましょう。
脱毛後は長風呂・飲酒・過度な運動に気をつける
肌のバリア機能が落ちている脱毛後は、体温が上がるとかゆみや炎症などの肌トラブルが起きてしまいます。
このため、脱毛後は長風呂・飲酒・過度な運動などに気をつけ、肌トラブルを防ぎましょう。
お風呂に関しては、短時間のシャワー浴であれば当日から可能です。
不安に感じたら迷わずクリニックを受診する
脱毛後は肌トラブルが起きやすく、不安に感じる方も多いと思います。
もし肌に何か異変を感じたら、すぐにクリニックへ行って適切な処置をしてもらいましょう。
医療脱毛であれば施術したクリニックを受診すれば大丈夫です。
サロン脱毛の場合はかかりつけ医や、サロンと提携しているクリニックなどへ自分で判断して行く必要があります。
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まとめ
今回はアトピー肌と脱毛の関係性を伝えてきました。
アトピーの方が脱毛する際、通常の方よりも肌に負担がかかるため、症状がひどい方やステロイド剤を使用している方は施術できません。
ある程度症状が軽い方でも、肌へのダメージが少なくできるように、アフターケアをしたり、医療脱毛を選択したりしましょう。
当院では痛みが少なく効果の高い脱毛器を複数導入しており、患者様に合った脱毛のご提案ができます。
医療資格を持つスタッフが施術を担当しており、アトピーなど肌が弱い方でも、できるだけ肌ダメージを抑えられるように配慮しております。
アトピー肌の方でも脱毛を諦めたくない方は、ぜひご相談ください。